パーマをかけて放置していない?プロに聞くパーマを保つ簡単ヘアケア法
夏に向けてヘアスタイルチェンジを考えている人は多いのではないでしょうか。
さまざまなスタイルがありますが、美容師の野澤琢眞さんによると、夏はパーマスタイルがとくにおすすめだそう。
夏は頭皮が蒸れやすく、ベタつきやすいですが、髪にカールをつけることで髪の間に隙間ができ、通気性が良くなるそうです。
しかし、パーマをかけてから大切なのはそのあとのケア。何もしないで放っておくのは……NG! そこで今回は野澤さんに、パーマ後の正しいケアを教えてもらいました。
パーマ後のヘアケアを怠るとどうなるの?
まずはパーマ後のヘアケアを怠るどういう状態になるのかをお話します。
パーマは髪の内部にあるシスチン結合を薬剤の力を使って切り離し、形を変形させて再結合させるのですが、結合を切り離す際に使う薬剤は決して髪に優しいものとはいえません。
しっかりとヘアケアをしなければ髪のダメージが進んでしまいます。ダメージの進んだパーマ毛はカールの持ちも悪く、次回のパーマがかけられない事態にもなりかねません。
次のパーマをきれいに行うために、しっかりとヘアケアをしましょう。
トリートメントはしっかりと
髪の主成分の多くはタンパク質といわれています。パーマをした髪はタンパク質が流失しやすくダメージを受けやすいので、洗い流さないタイプのトリートメントで髪の内部にしっかりと栄養を補給するようにしてください。
自分の髪質に合ったトリートメントを選ぶことで、思い通りの質感を維持することができます。髪の柔らかい方はミストタイプ、髪の固い方はクリームタイプのトリートメントがおすすめ。
乾かし方に工夫を
パーマスタイルを乾かす場合は、まず根元をしっかりと乾かしたあと、毛先を握りながら下から上に持ち上げるように乾かしてください。
乾かした時点でしっかりとカールを形成することで、1日中綺麗なパーマスタイルを維持できます。また、ドライヤーをしっかりすることで髪の乾燥を防ぎ、うるおいのある質感を出すことができますよ。
オイルタイプのスタイリング剤で乾燥を予防
パーマスタイルを美しく見せるためには、髪をいかにツヤっぽくみせられるかが大切です。
スタイリングのときにはオイルタイプのスタイリング剤がおすすめ。オイルタイプのスタイリング剤は髪の表面に皮膜をつくり、パサつきやすいパーマ毛にはとても相性が良いのです。
ただし、つけすぎるとパーマのふんわり感が失われかねないため、適量をつけるようにしてくださいね。
おしゃれで洗練された雰囲気が出るパーマスタイル。
毎日のケアをしっかり行い、ぜひすてきなヘアスタイルを維持してくださいね。
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※ Olena Yakobchuk、progressman / Shutterstock