ちょっとした出来心で大トラブルに!? 会社での「パソコンNGマナー」4つ
普段会社で何気なく使っているパソコン……ですが、パソコンを使用する際にもマナーがあることはご存知でしょうか?
一歩間違えれば、個人情報や企業情報の漏洩になってしまったりと、大トラブルにつながる危険性もありますよね。
今回は企業のマナー講師として活躍する筆者が、会社でパソコンを利用する際に必要となってくるパソコンマナーについて説明しましょう。
NG1:業務に関係のないサイトの閲覧をする
仕事に慣れてくると、つい好奇心から業務に関係のないサイトを閲覧したくなってしまったり……なんてことはありませんか?
「少しだけなら」という気持ちで閲覧したサイトから、会社のパソコンへウイルス感染、それに伴った企業情報の漏洩も充分に考えられるため、出来心で業務に関係のないサイトを閲覧するのはNGマナーでしょう。
また、ウイルス感染などしなかった場合でも、閲覧履歴を上司や職場の管理者から見つけられてしまった場合は指導が入るケースもあります。
そういった出来心から起きたトラブルがもとで、社内での人間関係が円滑にいかなくなるなどさまざまなリスクも考えられるので、必要のないサイトの閲覧はやめておきましょうね。
NG2:離席する際にロックをかけない
「少し席を外すだけなら大丈夫だろう」という甘い考えからロックをかけずに離席してしまうと、別業務をしている人たちに“自分以外が得てはいけない情報”が漏れてしまい、思わぬトラブルを招いてしまうことも……。
コーヒーを淹れに、コピー機に資料をとりに、などちょっとした合間に離席すると、パソコンのロックを忘れがちですが、必ず離席時にはロックをするように心がけておきましょう。
NG3:データの持ち帰りをする
例え、仕事が長引いてしまい業務スケジュールが崩れそうになっても、自分自身の判断で業務データをコピーしたディスクを持ち帰るのはNGマナーです。
万が一、帰路についている最中にディスクを紛失してしまった場合は、企業情報の漏洩やそれに伴った事件にまで発展してしまう恐れがあります。
もし仕事が終わらない場合などは上司に相談し指示を仰ぐようにしましょうね。
NG4:バックアップを取り忘れる
近年、さまざまな進化を遂げるOA機器ですが機器である以上、クラッシュやウイルス感染によりデータが破損してしまうことも考えられます。
その際にバックアップを取っておけばトラブル発生前のデータから業務を再開することができるため、周囲への影響も少なくて済むはずです。
トラブル対策としてバックアップを取ることを意識しながら業務に取り組みたいところですね。
これを機に今一度自身のパソコンマナーを振り返ってみると良いかもしれませんね。
【参考文献】
※ 『必携!ビジネスマナー』(阿部開道 監修) / 西東社
※ 『できる女性のビジネスマナー』(西出博子 監修)/ナツメ社
【画像】
※ ImYanis、Jacob Lund/Shutterstock