前から後ろに乾かしちゃダメ!? 「ドライヤー」の間違った使い方4つ
毎日お風呂上がりにドライヤーで髪の毛を乾かしているけれど、最近なんとなく髪のダメージが気になる……。
実はそれ、ドライヤーの使い方が間違っているのかもしれません。
そこで今回は、『Office紫』のオーナー、そして美容師でありヘアメイクアーティストのKurisu Keitoさんに、“髪が傷みやすいドライヤーの間違った使い方”と“正しい使い方”について伺いました。
NG1:髪をとかさずにそのままドライヤーをあてる
お風呂上がりにバスタオルで髪の毛を拭き、そのままの状態でドライヤーをあてはじめるのはNG!
髪の毛が絡まってしまっているところに熱をあてると、その箇所にさらにダメージが与えられてしまい、痛みの原因にも……。ドライヤーで乾かす前には、必ずブラシで髪を優しくとかすようにしましょうね。
NG2:ドライヤーをあてる向きがおかしい
前から後ろ方向にドライヤーをあてる……というのは、基本的にはあまり良くないと考えられているそう。なぜなら、髪は本来“前方向”に向かって生えている方が多いから。
そのためドライヤーで乾かすときも、生え癖に沿って“後ろから前方向”に向かって乾かすことで髪がまとまりやすくなるんですよ!
もちろん、髪の生え癖は人それぞれ違うので、サロンを訪れた際などに、美容師さんに乾かす方向を質問してみるのも良いですね。
NG3:ドライヤーを頭に近づけて乾かす
ドライヤーで髪を乾かすときに、頭とドライヤーの距離が近すぎると、頭皮が熱くなってしまったり、髪に余計なダメージを与えてしまったりする可能性があります。
また、早く乾かしたいがために、1箇所に集中して乾かしてしまうのもNGとのこと。
正しい使い方は、ドライヤーの距離を頭から10cm程度は離すこと。そして、ドライヤーを左右に振りながら乾かすことだそう。
これぐらい距離が空いていると頭皮が熱くならず、加えてドライヤーを常に振りながら乾かすことで、1箇所に集中せずに乾かすことができるでしょう。
NG4:必要以上に乾かす
「生乾きはだめ」とよくいわれますが、だからといって乾かしすぎてしまうのも、実はNGです!
オーバードライになると、髪にダメージが蓄積され、さらに見た目もパサパサになりやすいんです。毛先は8〜9割くらい乾くイメージでよく、大切なのは頭皮から乾かしてあげること。
ドライヤーを使うときは、ドライヤーを持つ手と反対の手で根元を起こしながらしっかりと乾かしてから、中間〜毛先を乾かしていくのがいいでしょう。
ほかにも、ドライヤーの熱から髪を保護する効果のあるヘアクリームやオイルなどもあるので、髪質や仕上がりに合わせて選んでみるのもおすすめです。
また、温風で8割ぐらい乾かした後に“冷風”で毛先を乾かしてあげると、髪のキューティクルがしまってツヤが出やすくなるそう!
普段なんとなく乾かしていたドライヤーも、間違った使い方をしていては、髪のダメージが気になるところ。これからは正しい使い方で美髪を目指しましょうね。
【取材協力】
※ Kurisu Keito・・・『Office紫』オーナー。美容師でありヘアメイクアーティスト。