夜の仕込みが大事!? 手強い「ショートヘアの寝グセ」お悩み解決テクニック
ショートヘアの方のお悩みで多いのが、「スタイリングが難しい」ということ。寝グセで髪がハネていたりすると、スタイリングが大変ですよね。
そこで今回は、“ショートヘアの寝グセ”のお悩みを解決する方法をご紹介します。
「ショートヘアの寝グセ」のお悩み、どうやって解決する?
ショートヘアの寝グセが気になるとき、解決する方法は3つあります。
・夜のうちに“仕込みケア”をしておく
・朝のスタイリングでクセを直す
・ヘアアレンジでカバーする
それぞれの方法を詳しくみていきましょう
夜のうちに「仕込みケア」をしておく
髪の形を変えられる方法は3つ、“パーマ液などの化学的な力を使う方法”、“アイロンやコテなどの熱を使う方法”、“ドライヤーやタオルなどで水分がなくなったときに形をつくる方法”、このいずれかである場合がほとんどです。
寝グセがつくときは、3つ目の“水分がなくなったとき”である場合が多いです。
そこで、夜のうちに3の方法でクセがつかないようにケアしておくことで、朝のスタイリングの手間を省きます。
1:夜にしっかりと乾かしておく
大前提として、夜にしっかりと乾かしてから寝ないと、寝グセがつきやすくなってしまいます。
しっかりと乾かすといっても、毛先から乾かすのではなく、根元からしっかりと乾かしてください。
根元→中間→毛先といった順で乾かしていくと、髪の水分バランスが整うので、しなやかにまとまりやすい髪になるでしょう。
夜のうちに髪の水分バランスを整えておくと、朝のスタイリングが楽にできますよ。
2:ブラシでのブローやアイロンをすると、さらにGOOD
しっかりと髪を乾かすことに加え、ブラシでブローをしたり軽くアイロンをかけたりしてみましょう。
「これから寝るのに、ブローしたりアイロンしたりするの?」と、疑問に思う方も多いかもしれませんが、夜のうちにやっておくと、朝のスタイリングがさらに簡単になります。
ブローやアイロンは、熱の力で髪の形を整えること。よって、よりまとまりやすい髪に仕上げることができます。
このときも、毛先からではなく、髪を横に薄く分けとって根元〜中間を中心にブローやアイロンをすることで、仕上がりがよくなりやすいのと同時に、髪のダメージも軽くなりやすいですよ。
3:仕上げには「オイル」がおすすめ
髪には、乾かして終わりではなく、ケアオイルをしっかりつけましょう。
とはいえ、夜はあまりベタベタしたくないですよね。なので、さらっとしたテクスチャーのオイルがおすすめです。
油分の重さで髪がまとまりやすくなるうえ、髪同士の絡まりも防ぎやすいので、よく寝返りをうつ方にぴったりでしょう。
さらに、水と油は混ざらないので、オイルをつけておくことで、毛先の水分蒸発を防ぐ効果も期待できます。朝まで髪の水分バランスを保つことも、寝グセを防ぐためには大事なポイント。オイルによって髪の水分をしっかり守りましょう。
ただ、根元や地肌にオイルをつけると、シルエットが崩れたり、頭皮トラブルが起こったりする原因にもなるので注意が必要です。
朝のスタイリングでクセを直す
朝起きて寝グセがついていた場合、スタイリングでクセを直さなければなりません。しかし、時間のかかるヘアケアは避けたいところ……。
そんなときは、これからご紹介する時短ヘアケアを試してみてはいかがでしょう。
1:根元からしっかりクセを取る
アイロンをあてたり、コテで巻いたり、力技でどうにかしようとする方が多いですが、ヘアスタイルをつくる重要なポイントは“根元”にあります。
割れてしまった前髪や、跳ねてしまった毛先などの寝グセは、クセがついている根元をしっかりと濡らしましょう。
その後ドライヤーを根元にしっかりとあてて、擦りながらクセをとるように乾かします。
一見すると時間がかかってしまうように感じてしまいますが、毛先の流れは根元から始まっているので、根元を直さなければ、毛先の動きは直せません。
なので、根元を濡らして乾かしなおすのが、最短でクセをとる方法なのです。
2:えりあしをタイトに締める
ショートヘアをきれいに見せるためのポイントは、えりあしのボリューム感。
ボリュームを抑えたタイトなえりあしがショートヘアの特徴でもあり、1番大切なポイントです。
えりあしが膨らんでしまうと、頭頂部のボリュームが少なく見えてしまい、頭のメリハリがなくなってしまうので、きれいなフォルムに見えません。
方法は簡単! ドライヤーでえりあしの根元に温風をあてて、上から手で押さえます。しっかりとそのまま熱が冷めるまで手で押さえて形をつけましょう。
3:トップにボリュームをつくる
根元のクセをとって、えりあしをタイトに締めたら、最後はトップにボリュームをつくりましょう。
ボリューム感をキープするポイントは、“しっかり温めて、しっかり冷ます”ということ。
髪の毛は熱が冷めたときに形がつくので、温めれば温めるほど、冷ませば冷ますほど、しっかりと形がつきます。
ただし、温めが不十分だと、しっかり冷ましても形がつきません。逆も然りです。
マジックカーラーを使って温めると、時短になるのでおすすめです。
ヘアアレンジでカバーする
どうしても寝グセがうまく直らない、寝グセを直す時間がない!というときは、思い切ってヘアアレンジで寝グセをカバーするのはいかがでしょうか。
今回は、時間をかけずんい寝グセをカバーしやすいヘアアレンジを3つご紹介しましょう。
1:バレッタ前髪アップ
(1)全体をお好みで巻いていきます。(今回はボブなので外巻きにしています)
(2)小指を使いセンターをジグザグにわけます。
(3)両手で前髪付近の髪をもち、外側にねじりながら後頭部に持っていきます。
(4)小さめのバレッタを使いとめます。
今回使用したのは、小さめのシルバーバレッタ。シンプルなバレッタはいろいろなヘアアレンジに使いやすいです。
自分に合った巻き方や髪形、バレッタのデザイン次第でいろんなスタイルを楽しむことができます。
2:カジュアルに使えるショートアレンジ
普段のお出かけスタイルやデートに使えるヘアアレンジです。編み込みをうまく使った、こなれ感たっぷりのおしゃれなスタイル。ぜひ挑戦してみてください。
(1)肩より短いスタイルでもできます。初めに軽くスタイリング剤をつけてヘアアレンジがしやすいようにしてください。
(2)真ん中の髪をぼんのくぼのあたりまで2~3回編み込んで毛先をゴムで結びます。
(3)両サイドの髪を片編み込みしてゴムで結び“くるりんぱ”をしてください。
(4)残りの襟足の髪も片編み込みをしてゴムで結びます。全ての毛先を大きめのゴムで結びます。
(5)最後に編み目にそって、ほどよく崩したら完成です。
毛先は立体感が出るようにコテやアイロンで巻くと、よりおしゃれ感が出ますので、最後まで丁寧にしてみてくださいね。
3:あえての「外ハネ」演出で、動きを出そう
あえて外ハネのヘアアレンジをすることで、動きのあるスタイルを演出することができます。外ハネは難しそうですが、実はすべての髪を内側に巻いてできる簡単なスタイルなのでぜひやってみて下さいね。
(1)右・左・耳前・耳後ろで4ブロックに分けます。
(2)まずは耳前から、毛の中間部分をアイロンで挟み毛先までスライドさせます。毛先が見えなくなったら毛先1/3部分まで巻き込みます。
(3)毛先を散らすように左右に振るとふわっとします。カールが左右に動いて自然と外ハネと内巻きのランダムになります。
(4)さらに今巻いたブロックを上下2段に分けて、上の段をもう一度同じように中間からスライドさせて毛先1/3巻きます。
さらに柔らかさが出てくるでしょう。これを4ブロック繰り返します。
(5)最後にまとまりの出るスタイリング剤を全体にしっかりつけて完成です。外ハネを強調したいところは、髪の毛の熱が冷めてから外にしごくとカールが反転して強い外ハネになるので試してみてください。
意外と手強い寝グセ。この記事を参考に、クセ知らずの美しいショートヘアを手に入れてくださいね。
【画像】
※ Look Studio、Rachel Moon、fizkes、ECOSY、nelen、De Repente/Shutterstock