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【2025】京都でいただきたい夏限定の御朱印

2025.06.24

神社仏閣を訪れた時に、参拝した証としていただける御朱印。御朱印には、神社仏閣の御祭神が記されていたり、イラストやスタンプなどで彩られていたりと種類もさまざまです。
今回は夏限定で授与される御朱印をご紹介。金魚や風鈴など夏ならではのデザインのほか、刺繍や切絵、ちぎり絵など珍しい形の御朱印が勢ぞろい。夏のお参りの際にはぜひ涼を感じる御朱印をお受け下さい。
※記事中の情報・金額はすべて2025年6月時点・税込表記です。

御神前にお供えする花と生き物を刺繍した御朱印

【八幡市】石清水八幡宮

八幡市・御朱印

標高142.5メートルの男山に立つ「石清水八幡宮」は日本三大八幡宮の一社で、京都屈指の厄除け神社として知られています。
江戸時代初期に造営された朱塗りがひときわ輝く社殿は、前後二棟からなる「八幡造」の御本殿を含む10棟が1つの建物のように組み合わさっており、国宝に指定されています。

八幡市・御朱印

期間限定で授与される「刺繍御朱印」(各1,500円・書置きのみ)は、和紙に刺繍が施されたかわいらしい御朱印。四季ごとに4種類あり、68月はカキツバタとシギがあしらわれています。
この御朱印にあしらわれているモチーフは、毎年915日に斎行される「奉幣の儀」で御神前にお供えされる12台の特殊な神饌「御花神饌(おはなしんせん)」に用いられている季節の花や生き物を組み合わせています。こちらはなくなり次第終了となりますので、ご注意ください。

■■INFORMATION■■

石清水八幡宮
場所:八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
時間:6:00開門~18:00閉門(正月期間は変動有り)お札・お守授与所は9:0016:00
料金:境内自由
HPhttps://iwashimizu.or.jp/

日本三景とともに楽しむ耽美な御朱印

【宮津市】成相寺

宮津市・御朱印

画像提供:成相寺

古くは山岳信仰の聖地として栄えた「成相寺(なりあいじ)」。標高約350メートルに位置する境内から、眼下に見下ろす天橋立と宮津湾は実にダイナミックです。

宮津市・御朱印

成相寺のご本尊は、身代わり観音・美人観音としても名高い「聖観世音菩薩」です。特に女性の想いを叶えてくれると言われており、小野小町も参詣したのだとか。
「美人観音御朱印」(500円・書置きのみ)は、季節ごとにあしらいが変わり、8月は金魚が描かれた涼やかなデザイン。ちなみに6月はアジサイ、7月は青もみじのデザインになります。

宮津市・御朱印

他に、季節限定の切り絵御朱印も、成相寺ならではの趣向が凝らされています。
68月限定の「切絵御朱印」(1,000円)は、成相寺のパノラマ展望台から臨む「昇龍観」(天橋立の四大観の一つ)が描かれています。麓の傘松公園でも昇龍観を見ることはできますが、そこからさらに高い標高から見る眺めは別格。ぜひ実際の景色も堪能してみてくださいね。

■■INFORMATION■■

成相寺
場所:宮津市成相寺339
電話:0772-27-0018
時間:8:0016:30
料金:大人500円(中学生以下無料)
HPhttps://www.nariaiji.jp/

天橋立の四大観についてはこちらもチェック↓

耽美な筆運びに思わずため息♡毎月変わる癒しの御朱印

【宇治田原町】正寿院

宇治田原町・御朱印

宇治田原町にある「正寿院」は、猪目窓や美しい花天井が有名ですが、四季折々の癒される御朱印にもご注目。御朱印は毎月変わり、20257月はタコと多幸をかけた「季節画」(1,000円)。筆でダイナミックに描かれたタコは、磯の香りが漂ってきそうなほど。周りにはジンベエザメや貝、サンゴなど大海原を彷彿とさせるデザインです。

宇治田原町・御朱印

写真左は「地蔵堂」(500円)。頭の上にパイナップルを乗せたお茶目な姿と、柔らかな表情に思わず癒されます。写真右は「観世音」(500円)で、正寿院の名物でもある風鈴の中にヒマワリが収められています。ほかにも御詠歌やちぎり絵(ごく少数のみ)など、さまざまな御朱印がそろいます。930日まで風鈴まつりが行われているので、ぜひあわせてお参りください。
季節の御朱印は直書対応日が限られているのでInstagramでご確認ください。

■■INFORMATION■■

正寿院
場所:宇治田原町奥山田川上149
電話:0774-88-3601
時間:9:0016:30(冬季123月は10:0016:00
料金:600円(お茶・お菓子付き)行事がある場合、変更になります
HPhttps://shoujuin.boo.jp/
正寿院の風鈴まつりはこちらもチェック

夏の風物詩・茅の輪くぐりの御朱印で厄払い

【長岡京市】長岡天満宮

長岡京市・御朱印

学問の神様で知られる菅原道真公が太宰府に左遷された際、名残を惜しんだ地として“見返り天神”ともいわれている「長岡天満宮」。境内には紅葉を楽しむために造られた「錦景苑」があり、夏は爽やかな青もみじを眺めながら回遊できます。

長岡京市・御朱印

7月~9月のいろどり御朱印「新緑の杜」(500円)は、日本画家の丸山勉さんが描いた茅の輪くぐりのデザイン。茅の輪くぐりは、夏越の祓の時期に行われ、茅の輪をくぐることで厄を落とし無病息災を祈る神事です。長岡天満宮では毎年82426日に茅の輪が設置されるので、お参りに訪れてみてください。
※いろどり御朱印は数に限りがあるのでご注意ください。

■■INFORMATION■■

長岡天満宮
場所:長岡京市天神2-15-13
電話:075-951-1025
時間:9:0017:00(社務所受付時間)
料金:境内参拝自由
HPhttps://nagaokatenmangu.or.jp/

和歌に禅語、誕生石とバリエーションに富む御朱印

【久御山町】大松寺

久御山町・御朱印

1332(正慶元)年に蘭室大禅師を開基として創建された「大松寺(だいしょうじ)」。ご本尊の聖観世音菩薩立像は、“盗難除けの金縛り観音様”とも呼ばれていて、かつて大松寺に泥棒が入った際に、足が不自由な和尚が聖観世音菩薩に祈願すると、泥棒を金縛りにして動けなくしたという逸話が残っています。

こちらの御朱印は毎月変わり、浮世絵や禅語、源氏物語、逸話など多岐にわたる題材を用いているのが特徴です。
7月・8月は浮世絵和歌御朱印「国芳金魚づくし」(1,600円)が登場。歌川国芳の「金魚づくし」シリーズを4面に描き、「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」()の和歌が書かれています。
※江戸時代の松平定信の寛政の改革を風刺した狂歌。

久御山町・御朱印

こちらは禅語御朱印「夏雲多奇峰(かうんきほうおおし)」(1,200円)。中国の詩人・陶淵明(とう えんめい)による漢詩で、夏の入道雲はめずらしい峰を形作る、という意味があります。確かに大きな入道雲を見ていると、夏を感じますよね。背景に描かれた風神雷神の迫力も相まって、思わず見とれてしまいます。

久御山町・御朱印

また、境内には一坪ほどの「神牛石神社(しんぎゅうせきじんじゃ)」があり、牛がうずくまる形をした黒く大きな石の御神体があり、御朱印にもその神牛石が描かれています。
御朱印は誕生石をモチーフにしたデザインで、写真左が7月の誕生石である紅玉/ルビー、写真右が8月の誕生石である橄欖石(かんらんせき)/ペリドットです。(各600円)。
誕生日にまつわる御朱印をいただけると特別感が増しそうですね♪
各御朱印は直書きのみの対応です。お参りの際に御朱印帳を預けて、後日受け取りとなります。また、郵送も可能なので御朱印対応日と合わせてInstagramでご確認ください。

■■INFORMATION■■

大松寺
場所:久世郡久御山町佐山字双置64-1
電話:0774-44-1933
時間: 御朱印受付9:0016:00
料金:境内自由
HPhttps://www.daishoji-zen-kumiyama.com/

北の祇園社で涼を授かる

【京都市】八大神社

京都市・御朱印

京都市の一乗寺にある「八大神社」は、祇園の八坂神社と同じご祭神を祀っていることから「北の祇園社」とも称されています。京の表鬼門に位置し、方除けや厄除け、縁結び、学業の神様として、多くの人の信仰を集めています。

京都市・御朱印

御朱印は季節ごとのものを多く揃えていて、毎年デザインが変わるのが特徴です。
2025年の「彩り御朱印 令和七年夏」(500円・書置きのみ)は、青もみじが浮かぶ水中を優雅に泳ぐ金魚と風鈴が描かれたデザイン。御朱印下に描かれているのは神社の祭礼の剣鉾と干支の巳です。
また、中央に奉筆されている緑の文字は角度によって輝きが変わる仕掛けも。こちらは68月頒布予定です。

■■INFORMATION■■

八大神社
場所:京都市左京区一乗寺松原町1番地
電話:075-781-90769:0017:00
時間:境内自由(社務所受付は9:0017:00
料金:境内自由
HPhttps://www.hatidai-jinja.com/

 舞妓さんと一緒に楽しむ四季の御朱印

【京都市】元祇園 梛神社

京都市・御朱印

京都市の壬生にある「元祇園 梛神社(なぎじんじゃ)」は、平安時代に疫病を鎮めるため、播磨国飾摩から牛頭天王を勧請し鎮疫祭を行ったのが起源とされます。その後、八坂神社に遷座されたことから元祇園と呼ばれるように。また、境内には延喜式神名帳にも名前が残る由緒ある「隼神社(はやぶさじんじゃ)」もあり、2つの神社の本殿が横並びになっている珍しい形式でもあるんですよ。

京都市・御朱印

こちらの御朱印はバリエーションに富んでおり、中でも「京の四季と舞妓さん」シリーズは飾りたくなるようなかわいらしさ。71日から授与される「京の夏まいり」(1,000円・書置きのみ)は、お祭りに行く舞妓さんを描いていて、キツネのお面に金魚、水風船と涼しげな絵に癒されます。祇園祭と合わせて参拝に訪れてみてはいかがでしょう。

■■INFORMATION■■

元祇園 梛神社
場所:京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2
電話:075-841-4069
時間:9:0017:00
料金:境内自由
HPhttps://motogion-nagijinja.or.jp/

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