
KYOTO SIDEユーザーが選んだ!知る人ぞ知る和菓子 7選
6月16日は「和菓子の日」というのをご存知ですか? この記念日は、仁明天皇が6月16日に16の数にちなんだ菓子や餅などを神前に供えて、疫病祈願や健康招福を祈誓したことに由来しているそうです。ということで、今回は以前ご紹介した「編集部がえらんだ定番和菓子10選」に続き、KYOTOSIDEユーザーの皆さんがSNSのコメントで教えてくれた和菓子をご紹介します!
京都の知る人ぞ知る逸品やちょっとツウな和菓子など、リコメンドされた和菓子を買いに出掛けませんか?
※記事中の情報はすべて2025年6月時点の情報です。
とろけるほど柔らかい“飲めるぼたもち”
【京丹後市】いととめのぼたもち

画像提供:株式会社いととめ
“飲めるぼたもち”と称される「いととめのぼたもち」。最大の特長は口の中でとろけるような食感と、喉ごしの良さ。ひと口食べたときの美味しい感覚を大切に、素材にこだわり、毎朝ひとつひとつ丁寧に手作りされています。
京丹後産のもち米とうるち米を絶妙なバランスで配合した“もち”は、季節や米の状態によって食感が変わるため、職人が握る際の手の感覚を頼りに、水加減を細かく調整しているそう。北海道十勝産の小豆を使用し、甘さ控えめにふっくらと炊き上げたあんこは、小豆本来の風味をしっかりと感じることができます。やわらかなもちと、なめらかなあんこが一体となった味わいは、まさに絶品!その美味しさから、1日に約1,500個を売り上げ、過去には3,800個を販売したことも!
いととめでの店舗購入は、前日の12時までの予約が必要なのでお忘れなく。その他、京都府北部エリアで展開する「スーパーにしがき」の一部店舗で購入することができますよ。
買える場所:いととめ丹後大宮駅前、スーパーにしがき(大宮バイパス店・峰山駅前店等の一部店舗)、いととめオンラインショップ(週末に販売)
※現在、YAMASHO大宮店(元いととめEAT)は別会社のため、「いととめのぼたもち」の販売は行われておりません。
■■INFORMATION■■
株式会社いととめ 丹後大宮駅前
京丹後市大宮町口大野383番地
TEL:0772-64-2019
営業時間:9:00〜17:00(ぼたもちは前日の12時までの予約のみ購入可)
定休日:ぼたもちのみ火曜日定休
綾部市の歴史文化を型どった銘菓
【綾部市】綾乃糸

画像提供:よしみ菓子舗
よしみ菓子舗の銘菓「綾乃糸」は、創業以来、親子三代にわたって一子相伝で受け継がれてきた伝統の和菓子。かつて養蚕業で栄えた綾部市の絹糸を模した繊細な形が特徴で、本葛と砂糖を使い、押し菓子風に仕上げられています。
お味はシンプルな「白」と、京都産と静岡産の抹茶を使った「抹茶」の2種類。お茶請けとしてそのまま味わうのはもちろん、熱湯を注いでくず湯でいただくと、葛特有のとろみとほのかな甘みが広がります。なかには、コーヒーや紅茶に溶かして味わうお客さまもいらっしゃるそうですよ。
また、お店では繭玉を型どった「繭もなか」も販売中。綾部の歴史にちなんだお土産として、「綾乃糸」と一緒にいかがですか。
買える場所:よしみ菓子舗、よしみ菓子舗オンラインショップ、あやべ観光案内所、あやべ特産館
■■INFORMATION■■
よしみ菓子舗
綾部市本町5-31
TEL:0773-42-0536
営業時間:9:00〜18:00
定休日:日・祝・祭日
日本伝統の製法でつくる味わい深いあられ
【亀岡市】保津川あられ

画像提供:保津川あられ本舗(渡辺製菓株式会社)
京都産の新羽二重餅米をはじめ、日本原産のもち米や塩を使用し、平安時代から受け継がれてきた日本伝統の製法で丁寧に作られる「保津川あられ」。定番の京あられから、野菜を使ったものや季節限定のものまで、約100種類もの味わいが楽しめます。
なかでも人気なのが、京丹波の名産・黒豆を使用した「丹波亀山焼」。香ばしい黒豆とお米の風味が口いっぱいに広がり、噛むほどに深い味わいを感じられる逸品です。
一般的にあられは硬いイメージがありますが、商品ごとに焼き方や揚げ方を工夫されているので、さくっと軽やかな食感のものも多数あります。食べ比べることで、あられの奥深さや職人技の繊細さを実感することができますよ。
夏季限定で登場する「手揚げかき餅 塩レモン」は、爽やかなレモンの風味と絶妙な塩加減が暑い季節にぴったり。定番商品とあわせて、季節の味わいもぜひ楽しんでくださいね。
買える場所:保津川あられ本舗(霰館(あられかん)工場直売店・亀岡アルプラザ店・京都ポルタ店)、保津川あられ本舗オンラインショップ
■■INFORMATION■■
保津川あられ本舗(渡辺製菓株式会社)
亀岡市大井町並河3-11-3
TEL:0771-22-0170
江戸時代から受け継がれる鳥羽街道名物
【京都市】おせきもち
「おせきもち」は創業当時から450年にわたり、伝統の味を受け継いできた鳥羽街道名物です。江戸時代、せき女という娘が街道沿いに茶屋を開き、行き交う旅人に餡をのせた餅を笠の裏に並べて提供したのがおせきもちの起源だそうです。
ひとくちサイズのもっちりとしたお餅(コシの強い白餅と、風味豊かなよもぎ餅の2種類)、その上には丹波大納言小豆のつぶ餡が乗っています。あんこの甘すぎない上品な甘さと、弾力がありながらも柔らかいお餅の相性が抜群です。
素材そのものの味を生かすため、添加物が一切使われていないので日持ちは当日限り。販売店も1店舗のみなので、ここでしか買うことができない逸品です。
買える場所:おせきもち
■■INFORMATION■■
おせきもち
伏見区中島御所ノ内町16
TEL:075-611-3078
営業時間:8:30~18:00
定休日:月・火曜日
みためも可愛い源氏巻
【向日市】源氏巻
かつて向日神社の門前名物として親しまれていた辻山久養堂の「源氏巻」。創業100年を迎えた頃、惜しまれつつ閉業しましたが、昨年、長岡京市に“源氏巻と量り売りおかきのお店”として復活しました。
着色料を一切使わず、体にやさしい素材にこだわった源氏巻は、天然天草100%の糸寒天や、風味豊かな北海道産大手亡豆(おおてぼうまめ=白いんげん豆の一種)、国産甘藷澱粉(かんしょでんぷん)のみを使った水飴などが使用されています。
定番はビーツで色付けした「源氏」、宇治産抹茶を使った「かぐや」、香ばしい香りが広がる「ほうじ」、そして自家製の柚子ジャムを使用した「柚仔〜ゆのす〜」の4種類。さらに季節の限定商品もあり、6月は抹茶羊羹に北海道産大納言小豆、白羊羹に青えんどう豆、波照間産の黒糖羊羹に北海道産大納言小豆を散りばめた3種類の「渦水無月」を販売。自分用にはもちろん、お土産にも喜ばれること間違いなしです!
買える場所:辻山久養堂、リバティ長岡、辻山久養堂オンラインショップ
■■INFORMATION■■
辻山久養堂
長岡京市滝ノ町二丁目2-6
TEL:075-955-2657
営業時間:10:00〜17:00
定休日:日・月・祝日
一子相伝で受け継がれてきた伝統製法のういろ
【八幡市】ういろ
江戸時代末期、文久年間の創業以来160年にわたって創業当時の製法を一子相伝で守り続けてきた、志゛ばん宗(じばんそう)の「ういろ」。
ひき臼で丁寧に挽いたうるち米を使い、素材の風味を生かしたういろは、もっちりと弾力がありながらも歯切れがよく、米のつぶつぶ感が楽しめる独特の食感が魅力です。
お味は、やさしい甘さの「白ういろ」、沖縄産の黒砂糖を使ったコクのある「黒糖ういろ」、そして平日限定で販売される「抹茶ういろ」の3種類。どれもほっとする味わいに、ついつい「もう1個」と手が伸びてしまう美味しさです。
午前中に売り切れになってしまう場合があるので、購入の際は前日予約がおすすめです。
買える場所:志゙ばん宗、京阪百貨店(ひらかた店・くずはモール店 ※毎月20日のみ)、阪神百貨店 梅田本店(第1金曜日のみ)
■■INFORMATION■■
御生菓子司 志゙ばん宗(じばんそう)
八幡市八幡今田5
TEL:075-981-0064
営業時間:9:00~16:00
定休日:火曜日、第2・第4月曜日
3パターンの異なる味わい!? 和と洋が融合した新感覚チーズ饅頭
【城陽市】はいチーズ

画像提供:旅籠屋利兵衛
京都府南部の城陽市で長年愛されてきた老舗和菓子店、松屋の伝統を受け継ぎつつ、洋菓子の要素を取り入れた新感覚の和菓子を提供する旅籠屋利兵衛(はたごやりへえ)。
ジャパン・フード・セレクションで金賞を受賞した「はいチーズ」は、アーモンドが香るしっとりとした生地に爽やかなクリームチーズを包み込んで焼き上げたチーズ饅頭です。美味しさはもちろん、食べ方によって異なる味わいを楽しませてくれるのも魅力!
常温だとあっさりとした味わいですが、冷やすと生地が引き締まり、チーズの風味が一層際立ちます。さらにオーブンで温めれば、外はカリッと香ばしく、中はとろりととろけて芳醇なチーズの香りが広がります。
お茶やコーヒーだけでなく、ワインなどお酒のおともとしても人気ですよ。
買える場所:旅籠屋利兵衛(寺田本店・錦市場店)、御菓子司 松屋、フレンドマート宇治、旅籠屋利兵衛オンラインショップ
■■INFORMATION■■
旅籠屋利兵衛
城陽市寺田東ノ口44-54
TEL:0774-57-5711
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日(不定休あり)
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