同じ量を顔全体に塗るのはNG!? ファンデの「崩れにくい塗り方」とは
気温が上がると、とたんに増えるお悩みが“ファンデーションの崩れ”。つける部位やつける量が間違っていると、メイクが崩れやすくなることも。
そこで今回は、ヘアメイクのmisako kamiyaさんが、崩れにくいファンデーションのつけ方をご紹介します。
ファンデーションのつける量
そもそもファンデーションはどれぐらいの量を使用していますか? ベタベタ全体に均一に塗る方法は、実はNG。
ファンデーションの役割は、顔の立体感をつくることにあります。つまりは、顔の立体に合わせて塗る量を“パーツによって変える”ことがとっても大事なポイントに。
塗る場所には「メイン」と「サブ」がある
では、顔の立体をイメージしながら、サブとメインに分けて掘り下げていきましょう。
サブ部分:Tゾーン(額と鼻筋)とOゾーン(口周り)
顔の中心になり、パーツの中でも立体的に光が当たる部分です。この部分に、ファンデーションをたくさん塗ると、立体的に見えなくなってしまう傾向にあります。
また、比較的色ムラや赤みの少ない場所でもあります。なので、ファンデーションの量は少なめにしましょう。
メイン部分:頬
顔の正面部分になるので、やはりメインは頬です。ただ、全体的に塗るというのはNG。
正しい頬のファンデーションの塗り方をおさらいしていきましょう。
美肌は「頬骨」を意識すればつくれる
頬で塗るべきポイントは、頬骨の一番高い部位。
この部位が美肌ゾーンとなる理由は、目につきやすい場所であるから。また、顔の部位の中で一番高さがあるので、日焼けがしやすく、肌のトラブルが出てきがちだからです。
なので、量を多めに塗って、カバーする必要もあるんです。つまりは、ここをカバーすれば全体にファンデーションをつけているかのように見える、とってもお得な部位なんです!
頬骨から顎先にかけて立体が少なくなるので、ファンデーションの量が少なくなるように画像を参考にして変えていきましょう。
また、ほうれい線のシワでファンデーションがヨレるのを防ぐために、直塗りはしないようにしましょう。
仕上げに大切な道具をご紹介
ファンデーションのつける部位がわかったところで、最後の仕上げに大切な道具をご紹介します。それは、“スポンジ”です。
手で馴染ませている方も多いと思いますが、肌に入りきらなかった余分な油分を吸い取るためにスポンジを使用することをおすすめします。特に、リキッドやクリーム系を使用している方は試してみてください。
頬はつける量が多いので、パッティングしながら叩き込むようにして、肌にツヤを出していきましょう。このとき、せっかくつくった頬のグラデーションをなくさないように、頬骨から顎先の順に下へ向かうようにスポンジを動かしていきましょうね。
つける量をかえること、そして余分な油分はなくすことで、ファンデーションの崩れ方が変わってきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【画像】
※ Beautyimage / Shutterstock